蒼き曜

第1話「濫觴之故」

旅芸人の殷(イン)と寧(ネイ)は、とても仲の良い姉妹だった。
姉は、両腕のない妹をいたわりながら、剣術の踊りを披露しては村々を旅していた。
二人は廃村を訪れると、そこで不思議な竹簡を見付ける。
竹簡が光を放つと、中から不思議な少女と一振りの剣が現れるのだった。
一方、神州大地を統一する太白帝国では、釗(ショウ)という少年が奴隸として働かされていた。
独学で機関術を学んでいた釗は、ある夜一人の少女と出会う。